当院の鍼灸施術による効果を知っていただきたいので、改善例の一部を掲載します。 あなたの腹痛・下痢・便秘の症状にそっくりな症例があれば、改善できる可能性があります。

★解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は衣服は着用しています。

症例3:突然気持ちが悪くなり、強い吐き気が出る

症例2:2歳児にして下剤を飲まないと排便がない

症例1:過度の減量からさらに断食後に胸からお腹の痛み

症例3:突然気持ちが悪くなり、強い吐き気が出る

患者

40代 男性 一宮市在住

施術期間及び施術回数

施術期間:2週間、施術回数:4回

症状と来院理由

来院の3週間ほど前に、急に気持ちが悪くなり強い吐き気が出て動けなくなる。1度は東京出張中に発症し、救急車で運ばれた。血液・心電図・X線・腹部超音波などの検査を行ったが、どれも異常は見られなかった。日によって症状の強さに波はあるが、週1回は動けなくなるほどの強い症状に襲われる。病院では酔い止めと痛み止めが処方されるのみでこれ以上処置が無く困っていたところ、当院へ来院中の親御さんに紹介され来院された。

動けなくなるほどの気持ち悪さと吐き気の画像

施術内容と経過

問診で症状が出るきっかけがあるか確認すると、仕事の疲労・子供さんの受験・寝不足が続いた等があるが、直接の原因かはハッキリしない。触診で腹部の強い緊張がみつかり、その緊張が原因の一つと考えた。手と・足のツボに鍼をすると、腹部の緊張がやや緩む。更に緊張を解くため腕・背中のツボに鍼をし、更に腹部が緩んだ事を確認し施術を終えた。

5日後に来院された際に間の状態を確認すると、夜しっかり眠れ、治ったかくらいだったが徐々に状態は戻ってきた。強い症状が出た時の状況を改めて確認すると、運転中や座っている時との情報が得られ、臀部の緊張を確認し鍼をすると、腹部がさらに緩みが出た。

同様の施術を続け、4度目来院時にはほぼ症状は治まっていた為、施術終了とした。

使用した主なツボ

合谷L・R  三陰交R 四瀆R T4(4)L・R 胞肓L・R 秩辺R

※上記のツボは1度の施術ですべて使用した訳ではありません。

まとめ

様々な緊張が続き、腹部の柔軟性がなくなり起こった症状。また仕事上座位が多く、臀部が緊張すると腹部の緊張を招いてしまう為、更に状態を悪化させてしまった。腹部の緊張を解き、臀部の緊張も同時に解いたことで改善スピードが早まったと考えられる。

この様に病院で様々な検査をしても異常が無いが症状がある場合、鍼灸施術で症状が改善する例は少なくない。

症例2:2歳児にして下剤を飲まないと排便がない

患者

2歳11か月 女の子 一宮市在住

施術期間及び施術回数

施術期間:4週間、施術回数:7回

症状と来院理由

1年位前から便が安定して出なくなり、ここ何か月かは4~5日くらいで下剤を飲ませ排便させていた。病院で検査をしても異常はなく、薬を飲んで様子を見ましょうが続いていて心配になる。患者の祖母が当院に通院をしていて、この件の相談を受け来院された。

2歳児にして下剤を飲まないと排便がないの鍼灸施術症例画像

★解説イラストは成人を使用していますが、実際は2歳の女の子です。

施術内容と経過

お腹を触診すると、お腹が何カ所か張っているポイントがある。2歳児という事も考慮し、張っているポイントの1番の個所を緩める為、シール鍼を1つ貼ってその日の施術を終える。

5日後に来院された際は変化が無かった為、シール鍼と小児鍼を腹部と下腿・腰にした。

5日後に来院された際は、数か月ぶりに自力で排便が間に2回出来た。

その後も5日から1週間の間隔で同様の施術を続け、シール鍼を貼らなくても自力での排便が2~3日で出来るようになったので施術終了とした。

使用した主なツボ

上巨虚R 足三里L 元瑠R 他に小児鍼(接触鍼)

※上記のツボは1度の施術で使用したわけではありません。  

まとめ

2歳児が約1年ほど下剤を使わないと排便がない事に驚愕したと同時に、病院で診察を受けても同様の処置(投薬)のみで根本から解決しようとしてない事に更に憤りを覚えた。2歳児でも適切な施術をすることで、短い期間で自力で排便ができる様になったという事を発信したく症例として載せた。

症例1:過度の減量からさらに断食後に胸からお腹の痛み

患者

50代 男性 稲沢市在住

施術期間及び施術回数

施術期間:1週間、施術回数:2回

症状

会社のメタボ検診で体重が基準値より多いと指摘され、今年の5月頃から糖質制限ダイエットを始め8月までに体重が10kg落ちた。お盆前から会社の断食ツアーに約1週間参加し、更に4kg体重が落ちた。断食ツアーから帰った翌日頃より胸からみぞおち、胃にのあたりかけて激しい刺すような痛みがし、食事を全く食べる事ができなくなり、救急車を呼ぼうか迷ったが症状が少し治まったので様子を見る。数日経過したが、食事はご飯を1口~2口食べると胸から胃の痛みが出てほぼ食べられない。この状態を当院の来院歴がある会社の上司が心配し、直ぐに鍼に行けと言われて来院された。

過度の減量からさらに断食後に胸からお腹の痛みの症例画像

施術内容と経過

<1診目>

まず腹を触診すると、全体に腹が硬くなっていて、右の下腹部及び左の季肋部に圧痛がみられた。また、今朝から声がかすれ、のどに違和感を覚えるとの事。

症状から、逆流性食道炎の可能性も考えられるためそれに対応するツボと、お腹全体を緩め、お腹の圧痛を取るために左右の手に1本ずつ、下肢に3本鍼を刺したまま10分休んでいただいた。10分後鍼を抜き、お腹を触診すると緩みが出て圧痛もかなり減った。だがところどころに腹の冷えがみられたので、数ヶ所にせんねん灸をして1診目を終える。

<2診目>

3日後に来院。胸からお腹の自覚症状は全くないが、食欲が前回よりはよいがまだ戻りきっていないとの事。腹を触診すると、前回よりお腹の硬さがとれているが、右下腹部の圧痛がやや残っている。

上記の症状を改善させるため、下肢に3本、手に1本鍼を刺したまま10分休んでいただく。10分後鍼を抜き、お腹を触診し先程あった圧痛は消えたのを確認し施術を終了とした。

使用した主なツボ

<1診目>合谷L・R 下巨虚R 足三里R 曲泉L せんねん灸5ヶ所

<2診目>上巨虚R 下巨虚R 足三里R 合谷L

まとめ

今回は症状が出てから数日で来院され施術できたことが、早期改善に繋がった。巷ではメタボやダイエットなどの体重の話題は絶えずあるが、過度な食事制限は体にじわじわとダメージを与える。仮に体重が減っても食事を元に戻せば直ぐにリバウンドで元の体重かそれ以上になってしまう。やはり健康的に減量するには、ほどよい運動をして筋肉を使って燃焼させるのが一番だと改めて思う。ただ、現実問題として忙しく仕事をしている方はなかなか運動をする時間が作れない。これは運動する時間が作れないという事だけに限らず、長時間労働で会社に拘束された影響で自律神経の狂いが生じてしまった人など、もう少し働く側にゆとりができる世の中になる事を切に願う。

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