首・肩のこり(頚腕症候群)の治療症例3を追加しました。

症例3:肩こりが続いていて、起床時から首肩が動かせない

患者

30代 女性

来院

2017年 5月

症状

2歳になるお子様がしょっちゅう抱っこを要求し、それに応えている為に常時肩がこっている。ある朝起きたと同時に、首から肩にかけて強烈な痛みを感じ、首肩が全然動かせなくなる。寝違えをしたとご自身で判断され数日様子を見ていたが、一向に症状が変わらず心配になり、当院に来院歴があったため急遽予約を取り来院された。

治療内容と経過

<1診目>

痛みの場所を確認すると、首から肩上部にかけて全体に筋緊張が強いが特に左側が目立つ。首の動きを確認すると、どの動きも痛みが強くほとんど動かす事が出来ない。その中でも特に痛みが強く出る動きは、頭を左に倒す動きと、顔を左後ろに向ける動きで左の首肩が痛む。動きから胸椎の問題と考えその緊張を解くため、左足のツボと左手のツボにそれぞれ鍼をして動きを確認すると、最初ほとんど動かす事が出来なかった首が大分動くようになった。

その後、痛みを確認すると左のうなじ辺りが気になるため、そこの緊張を解くために左肩甲骨内縁のツボに鍼をすると、うなじの違和感が消失した。

最後に確認の意味で首の動きを確認すると、顔を左後ろに向ける動作にまだ引っかかりがあったので、左の背中のツボに鍼をして動きを再び確認すると、引っ掛かりが取れたのを確認し治療を終えた。

<2診目>

7日後に来院。前回あった症状が10とすると、3くらい残りがある。前回とほぼ同様の治療をし、更に背中のツボを1本追加。

<3診目>

8日後に来院。前回からはほぼ症状は出ていないが、酷くなるのが心配なのと、子育てと仕事で肩がこりやすいので予防も兼ねて隔週で来院中。

使用した主なツボ

陽輔L 後谿L T6(4)L T5(1)L T5(3)L

まとめ

仕事の疲れとお子様の抱っこの回数が多く、抱っこをする際に左側を多く使っていた為に起こった症状だと考えられる。

首肩がほとんど動かなかった状態が1度の治療で大幅に改善され、2回の治療でほぼ完治できた。

子育てはただでさえ重労働な上で更に仕事をしていると、相当体に負担がかかる。今回の患者さんに限らず、子育てと仕事の両立をしてみえる方は時間の確保が難しいと思うが、何とか自分の体を鍼灸治療に限らず、メンテナンス等労わって欲しい。