症例1:スキーで何度か転倒してから発症した膝痛

スキーで何度か転倒してから発症した膝痛の画像

患者

50代 女性 一宮市在住

来院

2017年 3月

症状

2月下旬、何十年かぶりのスキーに行って3度転倒し、その内一度臀部から尾骨あたり強打した。それから両膝痛が出て歩行を数十メートルするのも困難な状態で、屈伸・階段の昇降で痛みがあり、特に降りるときが痛みが強い。整形外科でX線、CTの検査をしたが異常が無く、湿布・痛み止めを処方されたが全然痛みが引いてこなく日常生活に支障をきたすため、会社の同僚の紹介で来院された。

施術内容と経過

<1診目>

膝周りを触診すると、やや熱感があり少し腫れもあったので、まず炎症を抜く為に手のツボに鍼をした。臀部から尾骨辺りを強打している事から、膝痛が出ていると考え臀部のツボに鍼をし動きを確認したら膝の痛みがやや引いて動きやすくなった。まだ足を曲げた際の痛みが気になったので足のツボに鍼をしたら、曲げやすくなったので1診目の施術を終えた。

<2診目>

前回後の様子を伺ったら、翌日歩行がかなり楽になったのでうれしくて買い物に長時間出かけて歩き回ったら、再び痛みが強くなったが初診の時よりは痛みは少ない。膝の痛みと下肢全体の腫れが気になるとのこと。前回同様の施術とさらに、膝裏のツボを追加した。

<3診目>

歩行・階段の昇降の痛みは大分楽になったが、まだ怖さがある感じで動きがぎこちない。

<4診目~6診目>

歩行・階段の昇降の痛みは問題なくなったが、長時間同じ姿勢を続けていると足が固まるような張るような感じがして痛むとのことなので、背中を確認すると胸椎下部に強い緊張が見られたので背部に鍼を数本し、数回施術したら日常生活で支障が無いまでに回復したので施術を終了とした。

使用した主なツボ

膝根L・R 後谿R 委中L・R 内・外眼裏L・R T11(1.5) T12(1.5)

まとめ

膝を直接打撲して痛めたわけではないが、骨盤と膝の連動からくる典型的な症状だった。膝痛が治まってくるとと同時に下肢全体の症状が出たのは、強い膝痛で症状が隠れていただけで、実際は臀部の打撲の衝撃が腰から背中へ伝わりダメージがあったため、膝痛が消えてきた分症状として気になりだしたと思われる。今後も患部にとらわれず体全体から診る必要があると改めて思った。