腱鞘炎の治療症例1を追加しました。

症例1:赤ちゃんの抱っこ・授乳による手首の腱鞘炎

患者

20代 女性

来院

2017年 9月

症状

先月に腰痛・膝痛でみえた方(腰痛の治療症例3)が、赤ちゃんの長時間の抱っこ・授乳で10日ほど前から左の手首が痛くなり、湿布をしても症状が変わらず痛みがひどくなって来たので来院された。

治療内容と経過

痛みの場所を確認すると、親指から手首の境目くらいの場所でやや熱感がある。

どのようにすると痛みが出るか確認すると、右側の授乳の際の姿勢で痛みが強いとの事。動きを確認すると親指を開く動き、親指の曲げる動き、親指と小指をつける動きそれぞれに痛みが出る。

まず、やや手首に熱感がある為熱を抜くために左手のツボに1本鍼を刺したまま10分休んでいただいた。鍼を抜き手首の熱感を確認すると、少し熱感が抜ける。

次に親指の動きは、頚椎及び胸椎の動きに問題がある為、背中のツボに1本鍼を刺したまま指を動かしていただくと、先程より指が動かしやすくなる。鍼を抜き、同様にもう2本同じ事を繰り返していただくと、かなり指が動くようになった。

もう一度指の動きを確認していただくと、親指を開く動きでまだ違和感が残る。さらに胸椎の動きを調整する為に足のツボに鍼を1本刺し直ぐに抜き再び指を確認していただくと、若干残りがあったが最初よりかなり改善されたため治療を終えた。

残りの違和感は手首の熱感の影響が考えられるので、明日以降熱感が治まれば違和感も楽になる事を伝え、まだ残りがある際は来院していただくようお伝えした。

使用した主なツボ

後谿L T7(1)L T1(1)L C7(1)L 陽輔L

まとめ

約1週間後に偶然治療院の外で、お子さんと散歩しているところでお会いしたが手首は順調との事だった。

手首や指の痛みは腕の使いすぎが原因だが、患部や腕のみ治療をしていてもなかなか改善されない。手首や指の動きは胸椎との関係が深いため、同時にそちらの調整をする事で早期改善に繋がった。