症例5:親指・人差し指・中指のしびれ

親指・人差し指・中指のしびれの鍼灸施術症例画像

患者

40代 男性 一宮市在住

来院

2018年 4月

症状と来院理由

1か月前から、左手の親指・人差し指・中指の3本にしびれ感がある。整形外科に受診しX線検査で、頚椎の5番・6番の間が狭いと診断を受け、2日に1回整形外科のリハビリに通っていたが症状は変わらなかった。早く治したいため、マッサージ施術や整体にも行ったがしびれは変わらなかった。他にしびれを治す手段はないかインターネットで探していると鍼施術が効くとあったので、当院のホームページをみて電話で予約を取り来院された。

施術内容と経過

〈1診目〉

問診で3本の指でどの指のしびれが特に強いか確認すると、人差し指との事。他に症状がないか尋ねると、仕事の作業でねじった姿勢をとると左の肩関節が痛む。他に動作チェックをすると頭を左に倒す動作・左後ろを向く動作・下を向く動作で左肩甲骨内縁辺りの痛みがみられる。

以上から、しびれ症状の根本は胸椎と肩甲骨の動きが悪くなっていることからと考え、骨盤・腰のツボに鍼をすると肩関節の痛みが消失。更に背中のツボに鍼をすると、左後ろを向く動作は違和感がなくなる。次に胸椎の調整のため、背中のツボに鍼を2本さしたまま10分休んでいただくと、中指のしびれ感が消え、親指のしびれも少し減ったが、人差し指のしびれはあまり変化が出なかった。

〈2診目〉

1週間後に来院され問診すると、中指のしびれはなくなり、親指と人差し指のしびれはあるが前回よりは少ない。頭を左に倒す動作・下を向く動作はまだ肩甲骨内縁は痛む。前回とほぼ同様の施術をする。

〈3診目〉

1週後に来院。人差し指のしびれはDIP関節より先だけになり、他の指は先端に少しだけしびれ感がる。動作時の痛みは場所に変化があったので、それに合わせてツボを選択。施術後しびれはほぼ無くなり、動作時痛も消失したので施術終了とした。

使用した主なツボ

〈1・2診目〉臀蓋L 志室L 地天L T5(1.5)L T2(1)L T3(1)L

〈3診目〉T3(1)L 外谷L T4(1.5)L 裏宮L

施術期間及び施術回数

施術期間:3週間、施術回数:3回

まとめ

胸椎・肩甲骨の動きの悪さが原因で起こったしびれの症状。仕事のねじった姿勢で作業していたことが原因と考えられる。上肢及び指のしびれは整形外科を受診すると、頚椎の間が狭い・頚部ヘルニア等診断を受けることが多く、リハビリに通っても治らないことが少なくない。動きを整える事によってしびれはよくなる事が改めて確認できる症例であった。