症例1:腰から下肢にかけてのしびれ

腰から下肢にかけてのしびれの症例画像

患者

40代 男性 一宮市在住

来院

2017年 5月

症状

1ヶ月半前にぎっくり腰になり腰から臀部・左の足に強い痛みと、チクチクしたしびれ症状がでるようになり、整形外科に受診された。診断は腰椎4・5の椎間板ヘルニアで、神経ブロック注射・痛み止めを処方されたが一向に症状が変わらなかったため週2回~3回ほど整体に行き、多少腰の痛みは治まったがチクチクしたしびれ症状が変わらず、会社の上司の紹介で来院された。来院時の症状は両腰に張りがあり特に左が強く、臀部から左大腿前部のチクチクしたしびれの症状で、朝のうちは症状は軽めだが夕方になると症状が悪化し、立っていると痛みが増す。

施術内容と経過

<1診目>

しびれが主訴だが、きっかけはぎっくり腰になってからなのでまずは腰の状態を確認すると、筋肉の緊張が強く、痛みをかばって生活してみえた影響からか背中から腰がねじれていた。動作を確認すると、後屈で腰・前屈で腰の外側に痛みが出たので、膝裏と大腿後面に鍼をし動きを確認すると、少しスムーズになるが、腰から下肢のチクチクは変化無しとのこと。次に臀部から下肢のしびれに対し腰に2本鍼をして10分休んでいただき、症状は無いが背中のねじれを取るために背中に3本鍼をして施術を終えた。

<2診目>

仕事の都合で半月以上間が空き来院されて、その後の状態を確認すると、症状が10→2までになった。背中から腰の状態を確認すると、緊張が大分取れて、ねじれもやや少なくなっていた。今回は、立っているより座っている時の方が大腿前部の症状が増すとのこと。動作を確認しそれに対応するツボに鍼を4本して、さらに大腿部の緊張を取る目的と背中のねじれを取るために鍼を4本して今の症状を確認すると、どの動作でも症状は無かったので施術を終えた。

使用した主なツボ

委中L 殷門L 志室L L3(1)L 脾柱L 承扶L 玉天L T11(1.5)L T12(1.5)L T7~T11(2)R

※上記のツボは1度の施術で使用したわけではありません。

まとめ

患者さんは兎に角しびれの症状を強く訴えてみえたが、そのまま鵜呑みにしびれの症状だけの施術をしていたら2度の施術では治らなかったと思う。きっかけはぎっくり腰だったので、腰の施術と共に、ねじれの調整も平行して行ったのが早期改善に繋がった。一般的には体のねじれやゆがみには鍼灸では効果がないイメージがあるかと思うが、筋肉を調整する事でねじれやゆがみを改善できる事を今後も鍼灸の良さとして訴えたい。